すぴRits 2006年 弥彦 第21レポート  
弥彦競輪場 2006年11月8日(水)

 


2006年・第21戦優勝
内田レナさん

すぴRits 弥彦第21戦

1着    内田 レナ
2着    成田  栞
3着    本田 美羽


道路に横たわる弥彦杉

 朝、弥彦へ行って、まずは、おったまげた。

 昨日7日の大荒れ天気の影響で、「弥彦杉」がゴロンと道路に倒れている。樹齢400〜500年。新潟県の天然記念物にも指定されている「弥彦杉」。以前、大橋郁美さんが、「弥彦杉をなき倒す…」なんてコメントを出したことがあったが、今回は笑い事ではない。本当に倒れてしまった。

 幸いにもケガ人はなし。ただ、弥彦競輪場の弥彦神社側入口が倒木で破損したため閉鎖。道路は倒木の撤去作業のため通行止め。夕方には倒木はきれいに撤去されていたが、しばらくはファンの方に不自由な思いをさせてしまうかもしれません。申し訳ありませんが、弥彦競輪場へは「宝光院側入口」より、ご入場ください。

 では、すぴRits第21戦。

 残念ながら、宮本あみさんが急病(風邪)のため欠場。今年の風邪は、こじらせると結構やっかいらしい。ゆっくり、じっくり静養して、来週15日の弥彦2006最終戦には元気な姿を見せてほしい。

 選手紹介時のインタビューで、「病欠のあみちゃんの分も」と、気持ちの入ったコメントを残した白倉晶子、内田レナさん。本当に「あみちゃん」の気持ちまで連れて頑張った。

 残り1周から白倉さんが気迫の先行。内田さんがぴったり続いたが、3番手は超特急・成田栞さん。すぴRitsのレースを何度も見ている方なら、「栞ちゃんがひとまくり」と思う展開。が、今日は違った。

 3番手から満を持して成田さんが仕掛けたが、「何と何と、番手まくり(実況・小川雄一郎さん)」で、内田さんが発進。白倉さんの心意気を無にせず、「あみちゃん」の気持ちも連れて、前へ前へと踏む。

 その気迫に圧倒されたのか、成田さんが踏み負けて内田さんが先頭に立つ。弥彦の直線を紅葉色の「赤」に染めて、内田さんが歓喜のゴール。スピ★スタでも大活躍の彼女が、弥彦記念(7月14日・第11戦)以来の勝ち星をつかんだ。

 内田レナ 「晶ちゃんの後ろにつけて、いい位置だったので勝てました。予告通り、赤く染めることができました」。
 

 ※今年度のすぴRitsの模擬レース、いよいよ次回11月15日が最終戦となります。ぜひとも、弥彦競輪場へお出掛けください。

 

 

 


「あみちゃんの分も」と、果敢に逃げた白倉さん。

1着当て抽選会の様子。


弥彦の山も紅葉色に染まる。