すぴRits 「競輪女王決定戦」第2戦 ポカリスエット杯 2005年9月2日(金)
 

第2戦を勝利した小林梓選手

 話題沸騰のレディスケイリンレーシングチーム・すぴRits。注目の第2戦、「競輪女王決定戦・ポカリスエット杯」が9月2日、HOTな太陽に照らされた弥彦競輪場で行われた。

 勝者は7番車の小林梓選手。「粘りのある走りをしたい」。弥彦競輪・第4R終了後に行われた特別選手紹介で宣言した通り、最終2コーナーから先頭に立ち、直線でも粘りに粘っての押し切り勝ち。平日にもかかわらず、ゴール前のスタンドを埋めたファンの声援に笑顔で応えた。

 第2戦。前回は縦1列に並んでのスタートだったが、今回は違う。すぴRitsのメンバー、9人がずらりと発走機に並ぶ。プロの競輪選手たちと全く同じ。彼女たちの努力、練習ぶりが、スタート方法からもうかがえる。

 号砲が鳴り、レース開始。8番・杉本真理子選手が出て、4番・本田美羽選手、6番・宮本あみ選手が続く。中団に7番・小林梓選手―3番・谷口由紀子選手―5番・田中千晶選手で、7番手以降に9番・渡辺まり選手―1番・成田栞選手―2番・松島艶子選手という順番で、周回が続いた。

 残り1周。先頭を走っていた杉本選手がスパートしたが、その外を小林選手―谷口選手―田中選手が襲い掛かる。最終2コーナーで小林選手が杉本選手を捕らえ、先頭に立った。

 後方の渡辺選手のまくりはひと息で、最後の直線へ。外を踏んだ田中選手、内を踏んだ谷口選手の追い込みをこらえた小林選手。堂々の押し切りで、ポカリスエット杯を制覇。第2代・競輪女王の座についた。

 小林梓選手 応援ありがとうございます。無我夢中で走りましたが、スピードに乗って、最後まで走れました。よかったです。

 


粘りに粘った7番・小林選手

「競輪女王決定戦 第2戦」

1着  小林   梓
2着  田中 千晶
3着 谷口由紀子

 
       
特別選手紹介 杉本真理子  「先行、逃げ切り頑張ります」   特別選手紹介 本田美羽選手  「落車しないよう頑張ります」
  特別選手紹介 宮本あみ選手  「最後まで頑張ります」
  特別選手紹介 小林梓選手  「粘りのある走りをしたいと思います。応援、お願いします」  
       
       
特別選手紹介 谷口由紀子選手 「番手から狙います」   特別選手紹介 田中千晶選手 「一生懸命、頑張ります。応援よろしくお願いします」   特別選手紹介 渡辺まり選手 「最後までまくり切ります」   特別選手紹介 成田栞選手 「気合十分です。頑張ります」  
 
       
特別選手紹介 松島艶子選手 「一生懸命ついていきます。よろしくお願いします」   スタンドを埋めたファンに手を振って応える成田、渡辺選手。   発走台に並ぶすぴRits。緊張の一瞬を迎える。   号砲が鳴ってスタート。  
       
       
残り1周。8番、杉本選手がレースの主導権を握る。   最終2角コーナー。逃げる杉本選手を、7番小林選手がまくって先頭へ。   最終3角。7番、小林選手を、大外から9番、渡辺選手がまくりにかかるが…。   最終4角。早め先頭の小林選手に、後続が襲い掛かるが、小林選手が粘り切る。