弥彦競輪の展望 東京中日スポーツ・伊藤克信賞(昼間・9/29~10/1)

A級戦(9月27日午前11時現在)

選手の入れ替わりが多く、激戦。

中心に期待したいのは磯島康祐(青森)。7月の弥彦で失敗しただけに、巻き返しに燃える。弥彦のあとの地元青森ではまくりで優勝しており、2場所前の川崎も優勝。脚力は確かで、北日本の追い込み型が手薄だが、十分に戦える。勝ち上がれば、相笠翔太(福島)が磯島と連係か。

磯島と同様に伊藤慶太郎(埼玉)も7月の弥彦のリベンジを狙う。降級2戦目の川崎ではきっちり優勝しており、その後もS級で活躍した実力を発揮している。切れ味ある水森湧太、ベテランの川口満宏の東京勢が伊藤と連係する。

古川尚耶(栃木)は7月末の弥彦を優勝。逃げた早坂秀悟(茨城)をきっちり差しており、今回も関東での連係からチャンスを待つ。

大駆けを期待したいのは地元新潟の治田知也。7月の小田原で優勝。直前の大宮では完全Vと、ようやく開花しつつある。地元3割増しの走りを見せる。

西日本勢は自力型の特昇、欠場で苦しくなったが、木村幸希(広島)に警戒する。7月以降のA級戦ではすべて決勝に進出しており、脚力は確か。位置を確保して、タテ脚を発揮する。

栗本武典(千葉)は7月の弥彦で失格。雪辱を期しての参戦になる。同じ千葉の岡本英之、実力者の勝瀬卓也(神奈川)がマークだ。

チャレンジ

7月に本デビューした125期生の優勝争い。中心になるのは高橋舜(宮城)だ。京王閣と伊東温泉をまくりで連覇。在所成績4位の脚力はチャレンジでは上位だ。ここ3場所は優勝がないが、持ち味のスピードを生かして動く。

川上隆義(栃木)は函館新人戦を優勝、8月の川崎で本デビュー後の初優勝を飾るなど、経験を積んで実力を発揮し始めた。先行にこだわって戦っており、積極性も評価できる。

山下祐輔(千葉)は7月の2開催は予選、準決を逃げ切りで制している。ここ2場所は決勝2着に惜敗しているが、逃げての粘り強さが持ち味。脚力があり、今回も果敢に駆ける。

今井希(埼玉)は8月の函館以降、予選、準決はすべて1着。決勝こそ勝てていないが、こちらも先行力がある。

西村剛(新潟)は地元デビュー戦。8月の川崎で落車した影響で2場所を欠場しており、体調面が気になるところ。