大矢将大 オオヤ マサヒロ 1979年1月17日生まれの
32歳、O型。6月まではS1
で活躍していたが、失格点
により7月にA級へ降級。
A級3場所で優勝2回と、
さすがの成績を残す。通算
159勝(弥彦18勝)。
―7月にA級降級後、3場所を走りました。好結果が続きますが。
初戦の千葉は決勝2着に終わったけど、川崎と青森で優勝ですからね。よく走れていると思う。S級でずっと走ってきましたが、A級のレースは全然違う感じがします。

―青森(7月25~27日)は本当に強かった。
準決勝、決勝とも前で頑張ってくれた選手のおかげです。準決勝は最終的には自力まくりだったけど、前を任せた加賀美智史君(山梨)がレースを動かしてくれた結果。自分で位置を取ってからの仕掛けとは脚の余裕が違います。

 

―青森では目標がありましたが、初戦の千葉は自力勝負。戦法的にはどちらが好きですか?
目標がある時の方が気持ちが楽といえば楽ですね。前が不発でも、自分で何とかしようと頭を切り替えられますから。自力の場合は、自分がダメだと立て直しが効かないですし。ただ、どっちが好きというのは難しい質問ですね。自分で何とかしたいという気持ちもありますからね。

―先程、S級とA級のレースは全然違うと話してくれましたが、具体的には?
あくまでも個人的な感覚ですが、ダッシュ、トップスピードなど、なにもかもが違う。変な例えですが、S級は600mモガいている感じなんですが、A級では400mくらい。だから、A級戦ではS級の時よりも余裕を持って走れています。

―そう感じるのは状態がいい証拠ですね。
自分の課題でもあるんですが、いい時は本当にいい。でも、状態がダメな時はうまくいかない。波があるんですよね。脚力的にはそれほどの浮き沈みはないはずなので、精神的な面が結果に影響してしまう気がします。余裕がなかったりとか、あせったりとかですね。トップの選手は悪い時にもそれなりのレベルで走ってしまう強いメンタルを持っている。脚力もそうですが、メンタル面を強化しないと、上では戦えないですね。

―地元弥彦でのレース(8月28日~30日)を走ります。抱負を。
前回の弥彦はあせってしまって失格。今回は落ち着いて走りたい。優勝できるよう頑張りますので、ぜひ弥彦競輪場へお出掛けください。

取材日 8月4日

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