―A級降級後は5場所で3度の優勝(取材時。その後、伊東でも優勝)。京王閣は長岡豪(長野・91期)、平塚は加賀美智史(山梨・87期)を目標にしての勝利でした。
「京王閣は長岡君が中団から仕掛けてくれてそのスピードをもらえたし、平塚は加賀美君がイン粘りで前前へ攻めてくれましたから」
―自分でも動けるわけですが、目標がいる競走といない競走ではどっちが戦いやすいんでしょうか?
「まだ追い込みにチェンジしようとは思いませんが、目標がいると気分的にはすごく楽。それが、レース中の余裕にもつながっていると思います。あとは極力、内を突くよりも、外を踏むよう心掛けています」
―練習での変化は?
「去年の10月ぐらいから、庭野さん(博文、元選手)にバイク誘導してもらってるんですが、これが自分にはすごくマッチした感じですね。もう自分にとっては究極の練習という感じ。以前とは脚が違いますね。庭野さんのバイク誘導がまた絶妙のペースなんですよ。庭野様々です。それと、冬場は競走間隔が空けば前橋に移動するんですけど、群馬の井上貴照さんや田村真広さんらと良い練習をさせてもらったのも。やっぱり上のクラスの人は密度の濃い練習をしてますから」
―今はちょうど、日本選手権(ダービーGI)が開催されています。やっぱり出たいですよね?
「せっかく競輪選手になったわけだし、僕にも狙うチャンスはあるわけだから、やっぱりGIの舞台を目指したいですよね。目指さなきゃもったいないですよ。前期のS級で12月に初めてS級の決勝に乗ったんですけど、その時に何もできずにただ乗っただけで終わったんで、それがすごく悔しくて。逃げ1車のレースで、僕にも追い上げたりするタイミングはありましたからね。今期を無事に乗り切って、S級定着、そしてグレード競走を目指したいですね」
―プライベートでの楽しみは?
「競走の前後に東京で遊ぶことが楽しみ。普段、田舎で生活してるからか、東京が好きなんですよ。マッサージしたり、うまいものを食べたり、飲んだりすることが一番の楽しみですね」
― うまいものでお奨めは?
「六本木にあるグランドハイアットの朝ごはん。バイキングみたいにいろんなものがあるんですが、一品一品どれもがうまい」
―ほかで何かやりたいことは?
「時間があれば海外旅行がしたいですね。今までもイタリアやニューヨークに行ったことがあるんですけど、日本にいるのと違って、非日常的なのがいいですよね」
―結婚については?
「今、30歳ですけど、別に焦ってするものでもないと思うし、価値観の合う人と巡り会えて、その延長で結婚があるのかなと。一人でいるのも結構好きですし」―最後に自己アピールをお願いします。
「僕は特に目標にしてる選手もいないんですが、後輩の藤原憲征のレースは好きだし、見ていて勉強になります。番手を回った時は番手の仕事をして、ラインの先頭の時は自力を出したりと状況に合った戦いができるのはすごい。僕はあまり大口をたたくのは好きじゃないんで、思いは胸の内に秘めて、コツコツと前進していければと思います」 |