鈴木庸之 スズキ ノブユキ
1985年11月11日生まれの
25歳、A型。今年はA級1、2
班戦で優勝3回。7月にS級
再昇級を果たし、持ち味の
スプリント力を生かして好走
している。通算95勝。174cm、80kg。
―富山記念(8/20~23)は一次予選突破、最終日1着。手応えがあった?
うーん、金子貴志さん(愛知)に行かれた記憶しかないですね。二次予選で金子さんの外で粘ってから、ライン4車でカマしたのに、あっという間に巻き返された。距離にして100mくらいの間ですよ。同じスプリンターとしてショックでしたね。まだ、上では全然通用しないんだなあと。3日目、最終日と栗田雅也さん(静岡)を相手に好走できたけど、展開がよかっただけですから。

 

―前回のS級時よりは確実に戦えています。
前回に昇級した時は直前にお尻の左部分を肉離れしてしまった。人生初の肉離れで、べダルの踏み方とか、バランスがおかしくなって…。さらにギックリ腰もありましたから。体のケアの部分がうまくいかず、実力を発揮できませんでした。

―今は問題ない?
選手仲間からマッサージ師さんを紹介されて、いろいろと通ったのですが、僕の脚が太すぎて患部のコリがほぐれなかった。ヒジでグリグリ押されてもほとんどダメで、脚で踏んでもらってようやく届くといった感じでした。マッサージ師さんも大変らしく、針治療をしてみたらと勧めてもらいました。それで針治療に通ってみたのですが、僕には合っていたみたいで。今は問題はないですし、ケアも覚えました。

―それが好調の要因?
体は基本的なことですが、今、戦えているのは練習の成果です。震災による中断期間に、みっちりと練習できたことが大きいですね。ウエイト、バンク練習を中心に、納得がいく練習ができた。
あとは、気持ちの面。8月の函館で先輩の藤原憲征さんと一緒だったのですが、「練習で俺と一緒くらいの力なんだから、競走でもやれるはず」とアドバイスをもらった。自信になった感じで、最終日は坂本貴史君(青森)の先行をまくりました。

―私生活では?
7月29日に男の子が生まれました。親バカですね。お産直後、妻と子供が入院している間は、練習のあと、酸欠状態で病院に直行していたくらいですから(笑)。

―今後の目標を。
金子貴志さんにリベンジしたい。同じ舞台で戦うためにも、先行で競走得点を上げていきたい。

取材日 9月2日
バックナンバー
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2010年10月1日 西巻秀太選手

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